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宝くじに当たる確率を計算するのが無駄な理由

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今回は投資という観点から宝くじを見てみたいと思います。

 

宝くじの基本知識

宝くじのについて説明する前に、ギャンブルにおける「控除率」「還元率」を勉強することにしましょう。とはいってもそんなに難しいわけではなく、Wikipediaで一瞬です。

ギャンブルにおける控除率とは、ある賭けにたいしてどれだけの手数料をとられるかを示す割合。ハウスエッジとも呼ぶ。似た言葉に寺銭(てらせん)があり、これは割合だけでなく一定の手数料、参加料も示す。

控除率に対して、ある賭けにたいしていくら払い戻されるかの割合を還元率(かんげんりつ)と呼ぶことがある。

出典:控除率 - Wikipedia

 

宝くじは法律で還元率が50%を超えてはならないと決まっています。法律で「集めた額の半分以上を還元してはダメよ(胴元が取らないとダメよ)」と決まっているなんて面白いですよね。

実際に設定されている日本の宝くじの還元率は45.7%です。つまり、控除率は54.3%となるので、1000円分宝くじを買ったら、543円しか返ってこない計算になります。ちなみに還元率が45.7%というのは世界的にみても驚異的に還元率が低い値です。

この事実を知っていると、宝くじに1000円とか1万円使うよりも、別の娯楽に使う方がよっぽど意味のある使い方だということが分かります。

海外宝くじについて少し補足すると、日本国内で海外の宝くじを販売・購入することは法律で禁止されています。ビジネスチャンスを感じた方、買おうかなと思った方、販売・購入はしないようにしてくださいね。

 

宝くじは最強のビジネス

最近、恋愛工学などで有名な藤沢数希さんは著書「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」の中で宝くじは最強のビジネスと述べています。その理由は、

  • コストがほとんどかからず、おそろしくぼろいもうけが出せる。(紙切れを刷るだけ)
  • まったく売れなければ別だが、胴元は絶対に損をしない仕組み。

確かにごもっともですね・・・。宝くじで損する分は『無知の税金』と呼ばれることがあります。確率的には損することがほぼ確定していますからね。

 

*…藤沢数希さんは著書(ぼくは愛を証明しようと思う)の影響でチャラいイケイケのオジサンみたいなイメージがある気がしますが、欧米の研究機関にて計算科学の博士号を取得していて、欧米の大学院で教鞭をとった後、外資系投資銀行にて働いていたという方です。

 

それでもなぜ宝くじを買うのか?行動ファイナンスによる考察

こんなにも損な宝くじをなぜ買い続ける人がいるのでしょうか?この疑問に対して、藤沢数希さんは著書「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」にて行動ファイナンスによる考察をしています。

行動ファイナンスとは、心理学の研究成果をファイナンスに応用しようという、最近非常に活発に研究されている経済学の一分野です。

人間というのは、「非常に稀な確率でとてつもない利益が飛び込んでくるが、ほとんどの確率で僅かな損をする」というケースと、「ほとんどの確率で僅かな利益を得ることができるが、非常に稀な確率でとんでもない損失を被る」というケースを比べた場合、期待リターンが同じでも圧倒的に前者を好むのです。

これは宝くじ効果などと呼ばれ、ぼったくり保険商品の開発なんかで積極的に応用されています。

例えば、生命保険では、ほとんどの加入者が幾らかの保険料を損しますが、万が一死亡した場合に、遺族は莫大な保険金を受け取れます。宝くじ効果のおかげで、保険会社は支払われる保険金の割には、かなり高い保険料を設定しても、商品が売れるわけです。

 出典:藤沢数希著「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」

「ほとんどの確率で損をしたとしても、本当に運が良ければ一生遊んで暮らせるお金が舞い込んでくる可能性がある、であれば買っておこう!」と思ってしまうのが人間の思考なんですね。

 

結論。夢をみるのではなく、現実を見よ。

宝くじに夢を見ることもいいですが、超低確率に自分の夢をかけるのではなく、現実的に自分の人生を設計していくほうが建設的だとぼくは思います。そうゆう意味でもぼくは投資をお勧めします。もちろん投資商品を選ぶ際に、宝くじのように期待リターンがマイナスの商品を買ってはいけないように勉強をする必要はありますが。

 


いかがでしたでしょうか?

宝くじを買うことによるデメリット、感じていただけたでしょうか。宝くじを含め世の中にはいろいろなギャンブルがありますが、つまるところポイントはひとつで「投資の場合、期待リターンがマイナスのものには絶対に手を出してはいけない」ということです。

投資の目的はお金を増やすこと、これを忘れてはいけません。