我が家の炊飯器がついに壊れました。学生時代から連れ添いちょうど10年。
本当にありがとう…。
▼10年連れ添った炊飯器
さて、新しい相棒を探しに家電量販店の炊飯器コーナーへ。そしてラインナップを物色。
(切り替え早っ…。。。)
いざ、ヤマダ電機ラビ津田沼店へ!!
おー!めちゃめちゃいっぱいあるではないか!!しかもフォルムがカッコいいのもいっぱい!
ふむふむ、
ふむふむ…
うむ!どう選べば良いのか全くわからん…。
ということで今回は、ぼくと同じ境遇のあなたに炊飯器の選び方をご説明いたします!
【実用的】炊飯器の選び方決定版!
まずは炊飯器の種類をお勉強
実は炊飯器は大きく4つに分類することができます。
それは、
- マイコン炊飯器
- IH炊飯器
- 圧力IH炊飯器
- ガス炊飯器
の4つ。どんな炊飯器もこれら4つに分類することができます。
さて、それぞれカンタンにご説明しましょう。
マイコン炊飯器
マイコンは昔ながらの炊飯器で、底面だけを加熱する方式です。
価格が安いのですが、底面だけを温めるので熱の伝わり方にムラが発生してしまい、ご飯が美味しく炊けにくいと言われています。

IH炊飯器
IHは、内釜全体を発熱させ、短時間&高火力で炊き上げることができます。

圧力IH炊飯器
さらに圧力IH炊飯器は、炊飯中にさらに圧力をかけるIHです。100度以上の高温で炊飯をするため、お米の芯まで熱を通し、ふっくらとしたご飯が炊けると言われています。

ガス炊飯器
これは電気ではなく、ガスで炊飯をするというもの。馴染みのある人はなかなか少ないでしょう。

プチまとめ:IH or 圧力IHから選ぼう!
さて、炊飯器は4つに分類できることがわかりました。ではどの種類の炊飯器を選べば良いのでしょうか?
便宜上、ガス炊飯器は抜くとして、これら炊飯器を『美味しさ』『価格』の2点で比較してみましょう。
すると、一般的こんなことが言えます。
種類 | 美味しさ | 価格 |
---|---|---|
マイコン | △ | ◎ |
IH | ○ | ○ |
圧力IH | ◎ | ○ |
一番美味しく炊けるのは、圧力IH。
一番安いのはマイコン。
価格、美味しさともバランスが取れているのがIHということですね。
さて、この中で
オススメなのはIHか、圧力IHです。
その理由は、マイコンとIHの価格差。
実は、マイコンとIHの価格差はだいぶ小さくなってきています。
炊飯量(炊飯器の大きさ)にもよりますが、マイコンの炊飯器はだいたい5,000円から、IH炊飯器は10,000円から買うことができます。
5000円出してIHを買えるのであれば、マイコンよりIHを選んで美味しいごはんを食べましょうよ、とぼくは思います。
また、予算に余裕がある方は圧力IHが視野に入ってきます。ちなみに圧力IHも2万円台のものがあります!
例えばこれ。お値段はAmazonで28,276円。(2016/9/12現在)。
型落ち製品ですが、去年発売なので、まだ十分新しいですよ。
デザインもカッコいいし、土鍋11層コーティングの内釜というこだわりポイントもあり。オススメの商品です。
新商品にこだわりがないのであれば、かなりお買い得じゃないですかね。
意外と圧力IH炊飯器に対する心のハードルも下がったのではないでしょうか?
ただ一点、注意をして頂きたいのは、炊飯器の大きさ。
IHや圧力IHはコイルが炊飯器の側面にも入っているので、マイコンに比べてだいぶ大きいです。
家電量販店に行って本体の大きさのイメージをつかむ、
実際に買う機種を決めたら、大きさを確認して設置場所に入るかどうか確認する、
などは確実にしていただきたいと思います。
世に言う高級炊飯器とは??その機能に迫る!!
『あれ?圧力IHって2万円台で買えるの?じゃあ10万もする炊飯器って何が付いてるの?』
と思ってくださったあなた、ありがとうございます。
次は、10万円することもある高級炊飯器について説明いたしましょう。
まず高級炊飯器の定義ですが、特に明確な定義はありません。
おいしいごはんが食べたいっ/元家電販売員が炊飯器を語るによると、
はじめて10万円以上する炊飯器を出したのは三菱電機さんだそうです。
当初は「炊飯器に10万円ってどうよ??」ってのが大方の予想でしたが、
意外に消費者の皆様に受け入れられたようで、大ヒット商品になりました。それを傍で見ていた各社は「うちもプレミアムタイプをぉぉ〜」と色めきたち
いきなり炊飯器市場は開発が活発に行われました。
とのこと。
常識を打ち破る高価格帯と高機能を備えた炊飯器を、これまでの炊飯器と区別して『高級炊飯器』と市場が呼んだのでしょうね。
・・・なんつって。
まぁ一般的に高級炊飯機と呼ばれる商品たちをいくつかピックアップして見ていきましょう!
高級炊飯器その1:業界唯一の『蒸気レス』 炊飯器!(三菱電機)
さて、三菱さんの話が出ましたので、せっかくなのでひとつご紹介しましょう。
それがこちら!
三菱電機さんの炊飯器の特徴的な機能は『蒸気レス』。日立さんが『蒸気カット』の製品を出していますが、完全蒸気レスなのは三菱電機さんだけ。蒸気口が完全にないんですよね。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭や、どうしても棚の2段目に置きたい…っていう方にはかなり魅力的な商品になるのではないでしょうか?
ちなみにお値段はAmazonで¥58,643(2016/9/12現在)です。
*…三菱電機さんの商品がすべて蒸気レスなわけではないのでご注意下さい。
高級炊飯器その2:お米研ぎがカンタンに!自動洗米機能つき炊飯器!(シャープ)
次はシャープのヘルシオシリーズの炊飯器!
この炊飯器、何がすごいかって自動で洗米してくれるんです!!
とはいっても、炊飯器での自動洗米後に一度水を捨て、改めて炊飯用の水を入れるという手間はあるそうです。
また、自動洗米には、「洗米がラクになる」だけではなく、手洗いで洗米した場合に削り取られてしまううまみ成分やビタミンB1などの栄養素を多く残せるというメリットもあるとのこと。
参考▶シャープ、自動洗米できる炊飯器 回転翼を内蔵、「ビタミンや甘み成分多く」 :日本経済新聞
自動洗米に関しては、
洗米をしてくれる「かいてんユニット」は毎回掃除が必要なのが面倒、
というネガティブなレビューも見かけました。
ただ、真冬の米とぎシーンを考えると、一部を自動化してくれるだけでもけっこう嬉しかったりしますね。
高級炊飯器その3:ハイセンスなフォルムとセンサーモーション。こだわりのプレミアム本土鍋と炊飯機能!
次はタイガーの炊飯器。こちらの商品はなんといってもデザイン性が郡を抜いております。近未来的な要素を感じさせるのがモーションセンサーと連動するボタン。
普段は、こんな感じでツルッとした表面なのに、近づくと、人の動きを察知してフワッとボタンが浮かび上がるように表示されるのです!オシャレすぎます!!!

もちろん肝心の炊飯機能についても文句を言わせません。
「プレミアム本土鍋」+「大土かまど」の二重発熱構造と、可変W圧力による約280度の高温炊きにより「ふっくらもちもちなのに、一粒ひと粒がしっかりおいしい」ごはんを炊き上げます。
炊飯器を安く買うコツは…。
そんなこんなで、ときに10万もする炊飯器。どうにかこうにか安く買う方法はないものでしょうか?
答えは、あります!
そしてその答えは数ヶ月前〜数年前に発売された『型落ち製品』を狙うこと。
型落ち製品であれば、定価から50%オフになっている商品も珍しくありません。
1年前に発売された商品で50%オフになっている場合もありますしね。これらを狙わない手はありません。
型落ち製品の探し方
では型落ち製品をどう探せば良いでしょうか?
ひとつは価格.comを使う方法、もうひとつはAmazonを使う方法です。
家電量販店に行くのもありですね。値札に「大処分特価」とか書かれているのはだいたい型落ち製品です。
さて、Amazonでの探し方ですが、これは並べ替えで「最新商品」にするだけ。出てきた結果を下にスクロールしていきましょう。
最新商品が検索結果の上に来るので、下にいけば型落ち製品が出てくることになります。
価格.comでも同様、「表示順序」を「発売日順」にします。この場合、検索結果の上に出てくるのが型落ち製品ですね。
実際に検索してみると、だいぶ安いのが分かると思います。
最新製品じゃないと俺はイヤだ!!という人以外はぜひ型落ち製品を狙って下さい。
厳選!オススメ炊飯器6連発! 価格帯に分けて紹介するよ。
さて、それではオススメの炊飯器を価格帯に分けて紹介いたします。
すべてIHもしくは圧力IHの機種をピックアップしており、マイコンは含まれません。
前述の通り、マイコンを買うならIH以上を買うことをオススメするからです。
また、炊飯量は5.5合のものを基準に選んでいます。5.5合といえば、3〜5人家族向けと言われています。
家庭によって炊飯量はもちろん異なると思いますが、目安として価格.comさんのサイトは参考になりますね。
リンク:炊飯量と家族人数の目安▶価格.com - 炊飯器の選び方
なお価格は2016/9/13現在のアマゾンでの価格を記載しています。
基本的に定価はもっと高いですが、みなさんが製品比較するのときは定価ではなく販売価格で比較すると思うので。
それではオススメ機種、ご紹介いたします!
1万〜2.5万:低価格帯
【象印】圧力IH炊飯ジャー 極め炊き/NP-NY10(¥22,300-)
なんと圧力IH炊飯器がこの値段で買えてしまいます。象印の炊飯器は市場の評価が高い印象ですね。
30時間おいしく保温できるという「うるつや保温」機能や炊きあがりの美味しさをキープする「保温見張り番」など保温機能が充実。
また、炊飯時間を延長して予熱に時間をかけることでお米の甘み成分(溶出還元糖)を約2.3倍まで引き出すという「熟成炊き」など炊飯機能もバッチリ。
蒸気量を50%おさえるという「蒸気セーブ」機能も嬉しい。
【パナソニック】IHジャー炊飯器/SR-HB105-W(¥16,800-)
側面や底だけでなく、ふた部分からも発熱し、釜全体を温める「全面発熱5段IH」機能を搭載。そして釜は、広い釜底全体から対流を起こす「ダイヤモンド銅釜」を採用。しています。好みにあわせて、「ふつう」「かため」「やわらかめ」の炊き分けも可能です。
この値段であれば十分すぎる機能かと!
3万〜5万:中価格帯
【タイガー】圧力IH炊飯ジャー 炊飯器 炊きたて/JPB-G1(¥28,276-)
こちらも先に紹介した商品。
お米本来の甘みを引き出す「剛火IH」は、130℃の高加熱で釜の底と側面から、釜全体を強火で包み込んで加熱し、芯からふっくら炊き上げる機能です。
通常の2倍かけてしっかり吸水してから、高火力で加熱する「極うまメニュー」を搭載。象印の「熟成炊き」機能と同様の機能ですね。
デザインがかっこいいのもいいですね!!
5万〜 :高価格帯
【三菱電機】蒸気レスIH 備長炭炊釜/NJ-XS107J-S(¥¥58,643-)
先にも紹介した『蒸気レス』機能が特徴の炊飯器。特許技術の「連続沸騰」によって大火力をキープすることで、お米のうまみを最大限に引き出してくれます。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭でもぜひ!
【東芝】IHかまど炊飯器 備長炭かまど本羽釜/RC-10ZWH-W(¥ 55,800-)
羽釜の形と大火力でうまみを引き出す「本羽釜沸騰うまみ炊き」機能。
また、 炊飯前のひたし工程にも力をいれており「真空ひたし」という機能も搭載しています。
フラットパネルのデザインもスマートでカッコいいです!
【タイガー】土鍋圧力IH炊飯器 THE炊きたて GRAND X/JPX-102X-KS(¥ 89,900-)
こちらも先にも紹介したタイガーの炊飯器。デザインで選ぶならこれでしょ!!という感じです。モーションセンサーと連動するボタンが近未来的。
肝心の炊飯機能では、「プレミアム本土鍋」+「大土かまど」の二重発熱構造と、可変W圧力による約280度の高温炊きにより「ふっくらもちもちなのに、一粒ひと粒がしっかりおいしい」ごはんを実現。
まとめ:炊飯器の選び方
いかがでしたでしょうか?今回は、炊飯器の選び方とオススメ機種、型落ち製品を狙って安く購入する方法をご紹介しました。
炊飯器の選び方としては、
- IH もしくは 圧力IHから選びましょう(マイコンは候補外)
- 型落ち製品を選んでできるだけおトクに購入しましょう(ただし最新機能が欲しい人は除く)
- お金に余裕がある方、どうしても欲しい機能がある人は高級炊飯器を(高級炊飯器には、「自動洗米」「蒸気レス」などの機能がついている)
という3つを基準にして頂ければと思います。
正直、炊き上げ機能や釜に関しては、どのメーカーも「いかにムラなく高温をキープしてごはんを炊き上げるか」を追求したものです。
これを言っては元も子もないですが、そういった炊き上げ機能や釜がついていればどのメーカーでも良しとし、炊き上げ機能自体の比較はしないで良いと思います。
(例:「パナソニックのおどり炊き」と「タイガーのW可変圧力」はどちらが優れているのか?などの比較)
それをし始めたらキリがないと思うので。
IHか圧力IHはマスト。欲しい機能やデザインがあれば、それを選ぶ。これが安定の選び方でしょう。
ぜひともできるだけ安く、納得のいく炊飯器を仕入れていただければと思います!